コチドリ,多摩川河川敷

初夏の陽射しに誘われて?野鳥を撮りに郷土の森公園に出かけた。

空気は澄んでいて黄砂や花粉は感じられず,久し振りに天を仰いで深呼吸をした。

ゆっくり「吸って,吐いて・・・」を3回やると不整脈(加齢による)が正常に戻るから不思議。

東の明るい青空に白く半透明の月が,見かけ大きめに浮かんでいた。

木々を見上げながら一時間ほど野鳥を探して歩き回ったが,木々の葉陰にシジュウカラを一羽見つけただけ。野鳥撮影は空振り。


諦めきれず近くの多摩川河川敷にサギやカワウを撮りに足を伸ばした。

雑草が疎らに生えている河川敷を散策していると,小鳥らしき陰がツツツーっと駆け抜けた。20mほど先で向こうを向いたままピタッと止まり,首を捻ってこっちを見始めた。

望遠レンズで見ると,コチドリだ。

コチドリは夏鳥で水場の近くで過ごすと図鑑で読んだことがある。

 

100-400mmレンズに2倍のテレコンバーターを着けて800mmでも撮影距離としては遠い。

膝歩きでゆっくり近づきシャッターを押し,もっと近くにと寝そべって匍匐(ほふく)前進。

7~8m程に近づくと,コチドリの方からチャチャっと近づいてきた。ひとり撮影会のような感じ。

おかげで,ファッションショウのように様々な角度から撮ることができた。ラッキーな1日だった。

撮影者を安全だと認識したのかこちらを向いて近づいてきた。↓

ファインダーの枠内に収まらないくらいに近づいてきた。↓

オマケ

郷土の森公園,やすらぎの池の睡蓮

[NikonZ9/NikkorZ100-400mmf4.5-5.6VR+TC2.0(200-800mm)]

撮り歩きのスナップ写真

半世紀前にライカM3とニコンFで写真を始めた。一時期、趣味と実益を兼ねる時もあった。 2004年にニコンを、2007年にライカをデジタルに全面移行した。 撮影機材の性能は飛躍的に向上したが、写真的表現へのチャレンジは続く。 Reiji Muramatsu

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